面接のつづき(特別区2回目・神奈川県1回目)

さて、先日東京都特別区職員採用試験の2次試験の面接の2回目(長い)を受けにまたまた東陽町に行ってきました。当日はまたしても雨。しかも前回より強く、ズボンが濡れてくたくたになりました。
事前の情報によると、必ず自己PRがあるということで、前日は100回くらい自己PRの練習をしちゃいました。話の展開を考え、実際に口に出してみるのです。話し言葉と書き言葉の違いもあり、なかなかしっくりこなかったり、
それを本番で再現するのはリスクが高いぞ(途中でフリーズする可能性)って展開だったりして、時間がかかってしまいました。
本番では、内容の評価はともかく、つっかえずに話すことは出来ました。やっぱりね、もともと褒められた経歴じゃないし、自分に自信が無いんでね。

面接を振り返って思うことは、質問に対する自分の答えが一つ一つ長かったなぁということ。仕事を辞めた理由なんて、感覚的には5分近く喋った気がします。
私の場合、ちゃんと話そうとすると全てに「たとえば」「なぜなら」が付いてくるんですね。さらに間を端折るとちゃんと伝わらないのではないかという恐怖から、最初から最後までの流れを崩すことが出来ない。
あまりに長いので面接官も焦れていましたがw、神経質そうな面を見せないように、まくしたてないようにして話しました。やっぱり長い話の罠というとソレですから。ワールド入っちゃう、みたいな。
しかし、この話し方には前職の影響を感じずにはいられません。「プレマシーは走りが良い」と言って、理由を言わずに信じてくれる客はいません。説明するのが若造だったら尚更です。
理由を言わないでぽんぽんと良い所だけ述べても、怪訝な顔をするばかり。この入社当時の恐怖体験が、話し方に変化をもたらしたのでしょう。


2回目はきっちり30分あるので、自分の長い話で相手の手数を封じても、やっぱり細かいところを訊かれます。
やりたいことに絡めて政策の話(具体例・特別区で行っていること・やったら良いと思うこと)とか、直前に述べたこちらの答えの一部分を引き取って展開させてきたり。
私の場合は「では区に興味を持ってもらうにはどうしたら良いと思うか」というのを引き出してしまいました。
はっきり言って、「区に興味を持ってもらう」ことほど難しいことはないだろうというのが本音でしたが(戦争でも起きない限り、住民全体が主体的に訴えてくるということがあり得るだろうか?これについてはさらに考えていかなくてはなりません)、そう答えてしまっては理念のない男と思われてしまいます。折衷案として、精神論を提出しました(笑)
「現代においてはさまざまな問題があるけれども、社会問題になりうるテーマというのは成り立ち難い。殆ど全てが個人の問題として引き受けざるを得ない」から、「住民全体の意思として区に何かを望んだりすることがなくなる」が、
「それで何もしなくて良いということにはならない」ので、「小さいことから、コツコツと!」(inspired by 西川きよし)、みたいなことです。最後、笑うところなんですけど?

今回もやっぱり口の中がカラカラに乾いてしまい、途中から喋りにくかったですが、全ての質問にレスポンス良く答えられたと思います。内容は別として。あとは喋りすぎとか、姿勢が悪いとか、体臭がきついとか、そういう評価を受けなければ、少しは期待できるかもしれません。


神奈川県の2次は今日でした。横浜の栄区にある変な建物で専門記述と、短時間の面接を行いました。まず記述は、簡単だったらしいのですが、しばらく何もやってなかったので非常に拙い出来となりました。
憲法しか持ち球がないので憲法をやりました。2問やるのですが、どちらも予備校でもらうような模範解答とは文構成からして別次元。読みにくいだろうなー。
書きながらあやふやなところがいっぱい出てくるから、抽象的にして誤魔化しちゃうし。
で、会場の建物が現代的なのに何となく陰気な感じで、やる気も上がってこないまま午後の面接へ。説明を聞くと、管理職ではない若手が行う面接とのこと。要するに400人を一日で捌くために職員が大量に動員されているわけです。
驚いたのは1つの部屋に4つの面接ブースがあり、それらを仕切るものが何一つないということ。部屋に入ると目に入る、既に面接を受けている人たち。おいおい昨日行った合同説明会か?ここは。と思いましたが、逆に緊張が取れて、私にとってはプラスでした。
逆にプラスが過剰となり、マイナスに評価されるのではないかとの危惧を抱くほどの「雑談」ぶりでした。半ば投げていたこともあって、今までで一番素を晒してしまいました。
笑いながら「(あなたの言うことは?)難しいですね」というコメントをもらったのは、私を面白そうなやつだと評価したのか、コミュニケーション不能の狂犬と見なしたのか。
ま、15分弱という短時間では断定はしないでしょうけれども。回数を重ねるごとに素で応答する場面が増えていってる気がします。この先どうなるのか。さらに壊れるのか。次回は集団討論と管理職面接があります。集団討論ってどんな感じで進むのかなー?怖くて欠席したい思いに襲われますが行くには行きます。
公務員試験最後の戦いがもうすぐ、近いです。