ハローワーク通い

パソコンで仕事を検索できるのである。使い勝手はいまいちといえる。業種・職種・希望賃金・勤務地・休日などの希望をサクサク入力して、検索結果を表示する。思ったより仕事はたくさんある。まぁ最近(3日以内)アップされた求人だけに絞るとそれなりに減るが、マクロ的に見て世間は好景気に沸いているようだ。
今年就職活動をした大学4年生に活動の印象を漢字一文字で表してもらい、その集計を取ったところ、一位は「楽」であったという。全体の5%が回答したそうで、占有率としては低いと言わざるを得ないが、数年前の一位が「苦」だか「耐」だったということを踏まえれば隔世の感がある。
翻って自分の身の上のことについて考えてみる。果たして自分はどういう職業に就きたいのだろうか。これについては、今も昔も明確なビジョンを持っていないとしかいえない。実家暮らしニートゆえの危機感のなさを晒していると自分でも思うが、人間、必要に迫られたり、明確な価値観を持つ機会に恵まれなければ、大概こういう考えに堕ちるように思う。この歳になって心底思うが、もし自分の子供をもうけることになったとしたら、絶対に完全な放任にはしない。やや抽象的になるが、信じるべきものや、価値観を身をもって示し、それとともに十分な知識を与えたいと思う。
話は戻る。割と自分には厳しい方だと思ってきたが、それは自分を過信しない、という意味においてだけであって、自分の置かれた環境や、そう簡単に変えることが出来ない自分の属性に起因する何かについては、諦念もあるのだろうか、自己正当化の傾向が強いのである。
「だって しょうがな〜いじゃな〜い」と歌った和田アキ子ではないが(何人が知っているのだろうか)、苦渋の決断、という看板を提げて自己を正当化するのだ。今だってしている。
勤務する条件に厳しいものを要請するつもりもない。若いし経験もほぼゼロ、資格らしい資格もないから、給金については月に18〜9万円ももらえれば十分だ。ただ、毎日午前様とか、休みがないとか、休みあるけどいつ取れるか分からないとか、そういうのだけが嫌だ。今日まで書物とDVDの世界に没入していたが、明日からはヤル気を出さなければいけなくなるかも知れないので書いてみた。