「心のドアを開ける」という言い回しがある。イマイチ馴染めないでいたのが何かのきっかけで明るくなる、というほどの意味だ。
「心のブラジャーを外す」という言い回しもある。
これは女性にとってアンダーウェアを人前で外すということはいささか恥であるが、
それを「心の」とすることで心身を解放する、弾けるというような意味がある。
「心に一人のナンシーを」と言ったのは大月隆寛か誰かだが、これも自分の内に自らを相対化する視線を持とう。
あるいは(大雑把だが)批評精神を持とうみたいな意味である多分。

これらの言い回しはともすれば抽象的になりがちな表現を、
現実にあるドアとかブラジャーを登場させることで誰にでもある程度の実感を持たせられるところに価値がある。
人前でブラジャーという単語を使えるかどうかがキモだが、日ごろの人間関係での立ち居振る舞いを勘案してほしい。

ということで新しい言い回しを考えているのだが思いつかない。
内輪ウケに陥らずに、新鮮な言い回しで何かないものか・・・