『トヨタ・ハリアー』

ash20042004-03-13


去る3月10日、わたしはお台場にあるメガウェブというところに行ってきました。
メガウェブというのはトヨタの全車種かそれに近いくらいの数のクルマが展示してあったり、
トヨタ社のモータースポーツへの取り組みを紹介したり(F1マシンとGT選手権マシンを見ました)、
トヨタフリークや単純にクルマが好きな人にはたまらない施設となっております。
そして、一部の車種に限ってですが、特設コースにて実際に試乗してみることも出来るのです。

わたしは連れのたっての希望でトヨタの誇るSUVハリアーを予約しました。
試乗はメガウェブでは「ライドワン」と呼ばれていて、一種のアトラクションです。
300円払えばソアラ砂の器の中居車)やエスティマアルテッツァなど用意してある車種であればどんなのにでも乗れます。
また、売り出し中のゼロ・クラウンはしばらく無料だそうです。アンケートに答える義務が発生しますが、まぁタダで乗れるのはイイですよね。
予約はお早めにするのがいいかと存じます。
施設内にある端末で予約するのですが、空いている日でも乗れるのは二時間後とかになるようです。

今回はハリアーのTRDモデルということで、純正とは多少乗り心地など違うのかもしれないですが、
スポーツに振ってあるとしても乗り心地は非常に良かったので、快適性を求める向きには何の問題も無いとしておきます。

足元にサイドブレーキがあるのを知らず恥をかいたこと以外は全く快適な車でした。
前振りが長かったのに結論はこれだけかと言われそうですが、まったくこれだけですwというのは冗談です。もう少しあります。

まずエンジンをかけてステアリングを回してみました。停止したままです。
すると、それなりに摩擦抵抗のあるアスファルトの道にもかかわらずクルックル回りよる。
タイヤが小さいわけでもないです。もう、スイスイ、クルクル。
これはトヨタ3リッター車に共通のものなのかもしれませんが、とにかくステアリング軽すぎます。
これは非力な奥方には好評かもしれませんが、わたしには、何かあんまり軽すぎて、アイポイントの高さと併せて少し不安な「フワフワ感」がありました。
ここまで乗ってきたRX-8のステアリングフィールから比べれば、ハリアーのそれはホンマに異次元や。

走り出すとすぐに分かるのがたくましい加速です。コース内は40キロ制限ですが、アクセルペダルを軽く踏み込めばあっという間に到達します。
人によっては、エンジンが動いていることを感じないかも知れません。
マニュアルモードにして一速で走ってみましたが、40キロでもエンジン音は静かなものです。何というか、必死な感じにならない。

ブレーキはトヨタらしい味付け。トヨタのコンパクトカーを乗っていた経験からの判断です。
カックンにはなりづらい。踏んだ感触は「柔らかい」です。これは適切かと思います。
効かないとか、そういうことはガリバーことトヨタなのでありません。

試乗コースを4周、何キロだか分からないですが10分かそこらで終わるので大した距離ではないです。
走りに関しては、一応ちゃんと作ってあるので信頼できると思いました。

そしてこのグレードになると肝心の内装の質感などです。
これが、良いんですね。シートの快適性がすごく高い。
本革とかそういう高級素材を使っているから良いのではなくて、座っていてただただ気持ちいい。
もう座面からして違います。驚きました。
高級(といったって上がまだたくさんあるんですが)な車というのは、どういう風に高級たりえているのか、
カタログでは判断出来ない部分ですね。それを実感した平日やった。


(画像はトヨタ・ハリアー