お前らはアメリカ人になりたいのか

まーミニバンを買う男はビッグダディ
父さん(あるいは♂として)強いねムキムキだねヤッホホーみたいな幻想を間違いなく持っているわけだ。
さらにその幻想を抱き続けることでそれがいつの間にか訳分からん自信に繋がっていって、
昨今の己の欲望を満たすためなら他の者がどうなったっていいんだ的な立ち居振る舞いをするようになる。
そんな私からすればガイキチ寸前の諸先生方です。
社外エアロを付ければ「個性的」か。笑わせるなバカ野郎。
お前らみたいなもんジャンル分けされとるんやぞ。ええ市場や言うてカモにされとんのやぞ。
どこが個性的やねんあほんだら。今の時代個性的を目指したら没個性的になんねん。
それくらい分からんか。つーかお前ら外見からして見分け付かんねん。全部おんなじや。

愚痴はここまでにして、
ラグレイトVSデリカ・・・・・このビッグダディ幻想野郎御用達の両巨頭が激突するのを見たのはつい先日のこと。
激突と言っても交通事故ではなく、交通トラブルというやつですわな。
私が小さい車で246を走っておりますと、後ろからクラクションが鳴らされるのが聞こえました。
ミラーを見ると、今まさにラグレイトが車体を大きく揺らせながら左の車線に飛び移るところでした。
三車線あった道路の真ん中の車線を目指して、両側から来たわけですな。デリカとラグレイトが。たぶん。
そしてデリカがクラクションを鳴らしたわけです。
プップッ、ではなくプーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、非常に長かったので驚いた自分です。

こういう勘違いダディ(この場合子持ちであるかどうかは全く関係がない)に特有の症状として、すぐクラクションを鳴らすというのがあります。
自分が悪いとは一秒も考えない人種です。「邪魔や!」で鳴らす。これや。
かく言う私も、以前日産エクストレイルのサンデードライバーに鬱陶しい真似をされたことがありますが割愛します。
大人しく第一通行帯に戻ったかに見えたラグレイトでしたが、次の瞬間デリカの真後ろに付くように車線変更。
それを見たデリカはさらに右の追い越し車線に突進。
これは白昼の246ですので、トラックやらバンやらが多数走っておる、割と混雑した状況です。
車の川を鮭のようにさかのぼるダディ達。激流ですが特にデリカは必死です。
運転者の顔はミラーでしっかりと確認しました。
デリカは車体にドレスアップが施されていて、運転者も35才くらいの「オフロード系」ダディ。
ラグレイトは見た目はノーマルですが乗ってるのがヤーさんのオフの日みたいな人でした。

ついに信号で流れが止まりました。三車線とも車でびっしりです。
2台はすでに数十メートル先まで進んでいます。
が、はっきりと見えました。ラグレイトのダディが運転席のドアを開けて降り立つのが。
抗議・・・・!厳重注意だけで済んでほしいと、思ったのは私だけでしょうか。
以前、ニュースで交通トラブルを起こした男が木刀を持って相手の車を破損していく映像を見たことがあります。
結構鬼気迫るものがあったので覚えています。
そのような光景が今ここで展開されようとしているのか・・・人はまた、同じ過ちを繰り返すのか。

が、残念なことにあっという間に信号が替わりまして、ラグレイトのお父さんは急いで戻る破目に。
その辺のトホホな感じが逆に新鮮なダディ像を提示していたように思います。
その後2台がどうなったのか知りませんが、車線変更をバシバシ決めてどこかへ行ってしまいました。
私も大学に所用がありましたので先を急いでいたのですが、
あんなにビシバシ車線を替えると危ない、と思ってしまう方なので流れに乗ってのんびり行きました。