今年の読書ライフを振り返ると、1〜9月一杯で延べ57冊(タレント本除く)と数自体も大したことないわけだが、
町田康舞城王太郎が大活躍していて、特に町田康の読み直しが非常に多い。


町田康の主要作品は5回は通して読んで、声に出して読んで、書き写して味わったりしている。
正直言って、読んでてこんなに面白いと思う作家には今まで出会ったことがない。
何度読んでも発見があり、笑えたり、凄い凄いって思ったりする。


町田に入ってしまうと村上春樹にはもう戻れない。
例えば「人間の潜在的な不安を揺り起こすような描写」らしいものが白々しく感じられてきてしまう。
町田康の作の方がよほど切実っていうかマジに感じられる。
元々村上春樹は無理して読んでいたのかも知れないですがね。
どなたか単行本、文庫本混ざってますが長編・中編はほとんど揃ってますんで、村上もらってくれないでしょうか。