走行性能でクルマは売れぬ

メーカーも売る気のない車

「ホンダ・インテグラ生産中止」
http://www.carview.co.jp/news/2/id15200/
そういう時代になったということでしょうか。ベストモータリングをはじめ(ホンダの息が多くかかった)各誌で常に絶賛を受けてきたインテグラがその生涯を終えようとしています。
「完璧すぎてつまらない」とかいうよく分からないケチのつけ方?をしている記者もいたように思います。
最近はミニバンでもスポーツ性能を謳う車種が増えてきていますが、結局は「なんちゃって」に過ぎない。こういう尖がったモデルが売れないというのは、純粋な性能ではないサムシングをユーザーが求めているんだ、と言われています。
その心性を酷評することもできます。「結局はカッコいい車を所有してる気分になりたいってだけで、そんなのは偽物だ。誇示的消費だ。どうせ駐車場のあるパチンコ屋やゲームセンターにしか行かないくせに。ミニバンに一人で乗るなバカ」とか。
しかし経済の世界では消費者は神様なのでそんなこと言えません。主旨は違いますが「そんなこと」を言ってしまったダイハツの社長みたいな人もいますけど。(「軽自動車を買うのは貧乏人」的な発言をされたそうで)
今じゃスポーツカーを買うようなお金のある人はみんなBMW買うしね。確かにそれが現実でしょう。
でも世界最速のFF車が消えてしまうのは寂しいものです。
みんな「買わないけど気になる」みたいで、読売新聞にも割と大きく掲載されていました。
私もお金が十分にあったら欲しい車のひとつでした。