感染ってしまう文体・フレーズ

パクられやすい文体・フレーズというのが世の中には多くある。
まぁ、外からクレームを言う者からするとパクリだ、とそう見える。
しかし無意識でやってしまっている、あるいは自覚していながらやむをえずやっている場合もある。
ある作品に触れると言語感覚が改変され、そういう文体・フレーズが脳から自動的に導き出されるようになってしまう、
そういう影響力のある文章を書く人は、自分からすると迷惑半分みたいなところがある。後の半分が何かはしらねえ。
たとえば村上龍の「限りなく透明に近いブルー」とかを読んだ直後、ちょっと意識してしまうんですよね。
あと町田康ね。何冊も続けて読んでいくと、日常生活のスタンスがちょっとおかしくなる。恥ずかしいなぁと思いつつも影響されちゃう。
さいごに村上春樹さん。これは有名ですね。デビュー作とか、初めて読むと度肝を抜かれてしまう。
必ずやりますよね「春樹ふうの小文」は。俺はやらなかったですけど(笑)


(画像はマツダ・ロードスター