埼玉県民21(トウェンティーワン)

ペナルティのワッキーが番組構わず「芝刈り機」のネタばかりやるので萎えてきました。
昨夜も「ぷらちなロンブー↑(この矢印なに?)」で特に必要ない位置から撃っていた。
あれはめちゃイケが発祥だと思うんだけど(少なくともそういう演出だったけど)、
あの時「何も出てこないよやべぇどうしよう」って追い込まれたワッキーが体の動くに任せて繰り出したのが、芝刈り機。
「ブイイイイイイ」と口で言いながら手を伸ばし高速で左右にひらひらさせ脚は硬直させ微妙に突っ張らせる、頭も左右に振っていたかも知れん。
ちょっと書きにくいがそういう動きだ。
で俺の意見としては、流れの中で生まれたものをその流れを無視してやってもあんまり面白くならない。
だからペナルティは「芝刈り機」や「乳首がずれてるポリスマン」を意味もなく頻繁に使うべきではない。
上の1行新聞の社説っぽく真面目っぽくてちょっと自分だけでウケてしもた。読売や朝日に書いてくれないかなエイプリルフールとかに。


話を進めると、めちゃイケが面白いのは片岡飛鳥が流れを創っているからで、それは企画を一々ストーリー仕立てにするとか、
たとえば数取団で「数取団現象○」テロップの○の中の数字が出るたびにカウントアップしていくこと、
「確認事項」みたいなテロップもめちゃイケでは多用されるが、その時にも必ず語尾に数字、がカウントアップしていくけど、
あと全体の番組の作りとして「振り返り」が非常に多いことなどからみて、多分的外れではないと思う。
ここまでこうやって流れてきましたね、でこの後どうなるのオイ!ということです。ノリです。


この「流れの中の笑い」というのは、人間が普段生活していく中で一番多いものであって、
要するに普通の人はコントをやったり一発ギャグをやったりしないし日々を親兄弟や友人と寄り合って生活していく。
その中で生まれる笑いというのは流れがあるし、脈絡も何もない「ためにするウケ狙い」はたまにはしても常にそうは出来ない。
だからもし流れのある笑いをゼロから作ることが出来たら、それは見ている人からすれば自分が普段やってることの延長になるわけで、
見て笑いながらも他の刹那的なバラエティ番組よりもちょっと親密なものを感じるというか、
愛着を感じるんじゃないかな、と思って、めちゃイケが長く続いている理由のひとつとしてこれ挙げてもいいんじゃねぇか、と思う。
というか俺がめちゃイケを好きでめちゃイケメンバーに愛着を抱いているその根本を説明したんだけど一般化しちゃって良いのかな?


でこの作りは片岡飛鳥総合演出の2004年27時間テレビでどうだったのかというと、
やっぱりそういう仕掛けはちょっとありましたよね。
SMAP=スマップが何度も集合場所を間違える。
サマージャンボバカを決める期末テストの受験日VTRを何度も流す、受験生(各局社員と社長)を一人一人紹介しキャラを付ける。
あ、もう思いつかなくなった(笑)


(画像はTVRタスカン