sousaku

新しいものにサヨナラ

最近、文章を飾ったりするのが億劫になって、その億劫が影響してか、気取りを排した淡々としたモノしか書けなくなってしまった。 症状は文章だけにとどまらない。何だか前にも増して全体的に自己表現が淡白になっている気がする。 普段はそれで開き直って「…

ある日の夢のメモ

古都ひかるとキャメロン・ディアス似の女の子ともう一人誰かを足したようなコケティッシュな女が、 車両盗難に遭った自分にいつも夢で見る学校を案内。エレベーターに2回乗る。 最初っから手をつないでくる 常にニコニコしている 好き好きビーム。 エレベー…

琵琶湖で拿捕 第二回

築十年なら平成生まれには違いないのに東京メトロのふっるい駅と大して変わらないんじゃない?というのはこのトイレ。 常に湿ったような濡れているような不快なぬらりとした輝きをたたえた床のタイル、一枚がサイコロキャラメルの箱の一面くらいの細々した、…

カタストロフ

疎い俺でも聴いたことのある洋楽ばかりがかかっていた。 今は「Autumn Leaves」がカウンターの両端から斜め上の位置にそれぞれ据え付けられたスピーカーから流れている。 一人で来る時は大体カウンターの右端に座ることにしていて、それは入り口から近いのが…

琵琶湖で拿捕

僕がタバコを吸い終わるのを待っていたように灰皿を自分の方に引き寄せた向井ソロモンは男性用顔拭きシートで丹念に顔を拭き、 それを丸めると、吸い殻の火が消えているのを確認してから慎重にコースターくらいのサイズの灰皿の壁際にちんまりと安置した。 …

別れの挨拶

ありがとうございます。 昨年8月末以来、約半年、ここジャンバラヤ動物園でアルバイトとして勤めさせていただきました。 5月の頭に就職が決まってようようバイトというものをしてみよう、 どうせなら接客をやって来年以降への糧にしようと思い何社か面接を受…

夏の終わりのミッションブロー

山の中を歩いているというのに樹や草や土の匂いがまったく漂ってこない。今の季節は夏。 以前に、川原の雑草を、細長いアルミか何かで出来たロッドの先に丸い回転のこぎり様の刃が付いた刈り機でぶわぁぁぁっと粉々にしていく現場を通りかかって ちょっと青…

体脂肪に夢を乗せて創作(風景はなし)

肥満児に片足を突っ込んだような体格を原動機付き自転車からはみ出させて、肥満児ってくらいだからガキで当然のこと無免許、 そんな身の上を乳首がずれてないポリスマンに検挙されそうになった平成十六年八月の寝苦しい夜に俺はレーシングドライバーとして覚…

シーン描写もりもりでござそうろ

昨日書いた「女の子ちゃん」ネタのタイトルに「創作」と付いてるのは、これが事実無根の脳内シミュレーター製だからではなくて、 記憶が曖昧なところを筆で補った部分が多少あるというのと、もうひとつ、「風景」を描いてみようという意図があったからだ。 …

やっぱり創作しようとすると緊張するの巻

前日、といっても日付が変わって三時間半経っていたから俺の意識の中での前日ということになるけれど、 ギリギリになって先方の女の子ちゃん(渡辺徹fromスーパーマリオクラブ)が今日の待ち合わせ時間を三十分遅らせてほしいと言ってきたので その三十分に…