2005-01-01から1年間の記事一覧
渋谷は円山町のラブホテルにしけ込んでご休憩、夜8時くらいに出てきた時に感じるまとわりつくような空気、頽廃の香り。 部屋の窓を開けると広がるビルの腐ったような裏側。屯する室外機と朽ちた看板。が渋谷という街の本質を感じさせる。 ただ最近の自分はこ…
俺が今ここでキーボードを叩いている間にもどこかで精液は放たれているしニュースキャスターは原稿を作成している。 要介護5の祖父を抱えた家族はその死を一瞬でも望んだことがあるし童貞歴26年の男は自分の人生に価値を見出せないでいる。 江ノ島には若年ホ…
「へらへらぼっちゃん」(町田康・講談社文庫) 「人生を救え!」(町田康&いしいしんじ・毎日新聞社)
「風の歌を聴け」(村上春樹・講談社文庫) 「告白」(町田康・中央公論新社)
「NHKにようこそ!」というマンガをジャケ買いした。したら、完全にヲタ方面ターゲットの中身でした。 これは俺の中にそっち方面の素養があるということなのだろうか? とりあえず2巻まで買ってもた。1巻の表紙が熱すぎる。
伊豆は熱川、バナナワニ園へ「一人で」行ってきました。 バナナワニ園は3つの園で構成される世界的にも貴重な動植物園であります。 「本園」では熱帯性の植物を8つの巨大な温室で栽培し、さながら「天空の城ラピュタ」に登場するラピュタの中みたいになって…
「夏と花火と私の死体」(乙一・集英社文庫) 「グランド・フィナーレ」(阿部和重・講談社) 「夫婦茶碗」(町田康・新潮文庫)
その日は4月26日、俺は「台場→六本木ヒルズ→汐留」という、やや強行軍な新興デートスポットめぐりをしていた。 途中、雨が降ってきてせっかく散歩しようと思ってたのに中断せられたりもしたが、夕方汐留に着く頃にはすっかり上がって。 日テレのプラスワンと…
「貧しき人びと」(ドストエフスキー・新潮文庫)阿部和重の「グランド・フィナーレ」をワンテンポ遅れて購入。
恋と新社会人生活が同時進行して神経症になりそうだったがようやく落ち着いてきた。 しかし研修メニューがなかなか大変だ。どこの会社行ったって辛いんだろうけどさ。 社会からの評価より個人からの評価の方を重んじる性格なので、彼女が出来たのはすごくよ…
「好き好き大好き超愛してる。」(舞城王太郎・講談社) 「冷暗所保管 テレビ消灯時間4」(ナンシー関・文春文庫)
いよいよ明日、俺は大学を卒業する。謙遜なし、文字通りの三流私立大学だ。 春学期までに卒業出来るだけの単位を取得したので秋以降は一度も行っていない、という事実からも俺が大学にまったくコミットメントしていないのが伝わると思うが、 卒業式に行かな…
最近、文章を飾ったりするのが億劫になって、その億劫が影響してか、気取りを排した淡々としたモノしか書けなくなってしまった。 症状は文章だけにとどまらない。何だか前にも増して全体的に自己表現が淡白になっている気がする。 普段はそれで開き直って「…
「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午・文芸春秋)
人が人を好きになったり嫌いになったりするのはよくあることなわけだが、 自分のことをある人がどう思っているかを推測するには、ターゲットとなる人物と相対し、立ち居振る舞いを仔細に観察するしかない。 〜しかない、といっても、もちろん他人からの伝聞…
「ABC戦争 plus 2 stories」(阿部和重・新潮文庫)
あらゆる物が散乱し破壊され時には血が流れ刺激臭がたちこめ絶叫がこだまし狂ったような笑い声がそこかしこから上がっているような状況があったとして、 状況に含まれる者の耳に聞こえないはずの音声、別次元から漏れてくるがごときノイズ・雑音の類が聞こえ…
「インディヴィジュアル・プロジェクション」(阿部和重・新潮文庫)「きれぎれ」(町田康・文芸春秋)
ただのバイトじゃねぇか、と答えるのは簡単である。が、しかし。 そもそも質問が漠然としすぎている。設問者の自意識が透けて見えるようだ。が、しかし。 リアルとは何か?という問い。 この問いに対してジャンバラヤ動物園は既に回答している。 園内の売店…
一部どうでもいいお笑い芸人の本が入っているが合計で88冊になる。 当ページ開設の際の、 「うああ読書記録が消えてしまったわけでその辺が痛いね。310冊くらいだったっけか。」 という俺の嘆き混じりのコメントから、(これがほぼ合っているとして)、 「大…
「シンセミア 上」(阿部和重・朝日新聞社) 「シンセミア 下」(阿部和重・朝日新聞社) 「屈辱ポンチ」(町田康・文春文庫) 「アメリカの夜」(阿部和重・講談社文庫) 「サルの正義」(呉智英・双葉文庫) 「インディヴィジュアル・プロジェクション」(…
以下はダイアリーを2004年1月20日に開設してから2005年2月15日までの間にした読書のタイトルである。 日付をさかのぼり、シコシコとコピペして作成した。どうでもいいことだが、上の方ほど新しく、下の方ほど以前の読書、という並びになった。 基本的に図書…
「シンセミア 上」(阿部和重・朝日新聞社) え〜今下巻の290ページくらいまで読み進めてきてるんですけども、とても面白いです。 徹底的に悪趣味なのが良い。死臭、腐臭、糞臭、血と精液の匂い、ドラッグ頻出。エトセトラ。 文体は正確無比、人物の動作の描…
「屈辱ポンチ」(町田康・文春文庫) 「アメリカの夜」(阿部和重・講談社文庫) 福田和也の本(主にヤクザな仕事を収めてある方)を以前たくさん読んでて、 今でも本棚に並べてあるんだが、「作家のねうち」は初心者にとってはいい読書羅針盤の一つとして推…
「サルの正義」(呉智英・双葉文庫)
「インディヴィジュアル・プロジェクション」(阿部和重・新潮文庫) 町田康「パンク侍、斬られて候」に続きid:mahoroba_kokoroさんの紹介で購入。 序盤では元スパイな主人公が渋谷でいざこざに巻きこまれていく。 徐々に明らかにされる過去に興味をそそられ…
「権現の踊り子」(町田康・講談社)
なんだか相当買い被られているらしい。俺が日銭を稼がせていただいているのは東京・横浜地方で割と有名なアミューズメント施設、 仮の名をここではジャンバラヤ動物園としているが、その動物園の一部で、自分の評価が誤って上がっているようなのだ。 どうや…
「夫婦茶碗」(町田康・新潮文庫) (画像はマツダ・ロードスター MAZDASPEED Version)
ここにはまだ書いていないが先日大阪まで旅行に行ってきた。それもロードスターで。 金がないので高速道路を使わず、夜間の下道をガンガン飛ばして十数時間かかって行って ユニバーサル・スタジオ・ジャパン=USJなどを観光してきた。 (結局帰りは箱根を回…